気づけば一日が終わっている
「朝からずっと動いていたのに、気づけばもう寝る時間。今日一日いったい何をしてたんだろう」
そんなふうに感じる日はありませんか?
顧客対応、打ち合わせ、事務処理、洗濯、買い物、夕食の準備・・・
仕事とプライベートの用事をこなしていたら、自分のために使いたかった時間が残っていなかった、なんてことは誰にでも経験があるのではないでしょうか。
そんなとき、時間管理ができていないから時間がないのだと考え、新しい時間管理の方法を探したりすることがあります。
でもその前に、今の時間の使い方を少し振り返ってみませんか。
「忙しい女性のための時間創出ヒント」では、仕事や家事に追われ、自分のための時間が後回しになりがちな女性に向けて、自分にとって大切なことに使える時間を増やすための考え方を紹介しています。
予定にない用事も大切なもの
予定表には、顧客との面談や納品の締め切り等、重要だと考えられる時間は確保されているでしょう。
しかし、メールの返信、片づけ、食事の支度までの予定を確保していないのが普通ではないでしょうか?
そこへ予定にない家族の用事や、顧客からの急な問い合わせが加わると、予定していた仕事の時間を削ることになります。
例えば、午前中に新しいサービスの案内を書こうと思っていたのに、顧客への返信と請求書の確認をしているうちに昼になる。
午後は打ち合わせがあり、その後は買い物と夕食の準備。やりたかった新しいサービス案内には手をつけられないまま、一日が終わる。
やりたかったことができなかったこの日は、本当に何もしていなかったのでしょうか。
いいえ、必要な仕事や生活に必要な用事に時間を使っています。
ただ、やったことが予定や記録に残っていないため、「何もできなかった」という印象だけが残るのです。
だから、「今日もなにもできなかった」と落ち込む前に、実際にしたことを振り返ってみてほしいのです。
ある一日を大まかに振り返ろう
いきなり一日の詳細を記録しようとすると、それ自体が時間を消費することになります。
まず、朝・昼・夕方・夜に何をしていたか、思い出せる範囲で書くだけでも十分です。難しければ午前・午後だけでも構いません。
紙のメモでも、スマートフォンでも、なんでもよいのでまず書き出してみます。
「午前はメールと請求書」
「午後は面談と買い物」
「夕方は食事の支度」
「夜は動画を見てから翌日の準備」
といった書き方で始めます。
そしてそこに、仕事だけでなく、家事、移動、家族との時間、休息なども加えていきます。
仕事の記録だけを見ていると、生活に必要な時間を無視してしまうことになるからです。
成果の見えない時間を、無駄と決めつけない
振り返ると、動画を見ていた時間や、誰かと話していた時間が見えたりします。
しかし、仕事に直接つながらないからといって、無駄な時間と認識する必要はありません。
動画を見ることがストレス解消になっているなら、それはあなたにとって意味のある時間です。
ここで大切なのは、すぐに「無駄な時間」を探さないことです。まずは、実際にどんなことに時間を使っていたのかを、そのまま眺めてみます。
仕事だけでなく、家事や移動、家族とのやり取り、休憩、何となく考えごとをしていた時間まで含めて見ていくと、「一日が終わってしまった」と感じていた日にも、いろいろなことをしていたことに気づくはずです。
まずは「時間の使われ方」を知る
振り返る目的は、無駄を見つけることではありません。
例えば、顧客対応にどのくらい時間を使っていたのか。家事や移動にどのくらいかかっていたのか。予定していなかった用事がどのくらい入っていたのか。自分では短いと思っていたことに、意外と時間を使っていたこともあるかもしれません。
反対に、「何もできなかった」と感じていたのに、書き出してみると、必要なことをいくつもこなしていたと気づくこともあります。
この段階では、良い・悪いを決めなくて構いません。
「私は今、こういうことに時間を使っているんだ」と知ることから始めましょう。
「何もできなかった一日」はありません
気づけば一日が終わり、「今日も何もできなかった」と感じることがあります。
でも、一日を振り返ってみると、仕事をして、誰かに対応して、家のことをして、必要な用事をこなしていたのではないでしょうか。
予定していたことができなかった日でも、何もしていなかったわけではありません。
むしろ、目の前の仕事や生活のために、たくさんのことを引き受けていたはずです。
だから
「もっと頑張らなくては」
と自分を急かす前に、
「私は今日、こんなことに時間を使っていたんだ」
と知るところから始めてみましょう。
一日を振り返るのは、時間の使い方を採点するためではありません。
頑張ってきた一日をそのまま見て、今の自分を知るためです。
次の記事では「時間管理が続かない理由」を考えます
時間の使い方を振り返ったあと、「では、時間管理を始めればいいのかな」と思うかもしれません。
けれども、時間管理の本やアプリを試しても、なかなか続かないことがあります。それは、あなたの意思が弱いからとは限りません。
次の記事では、時間管理が続かない理由と、自分の生活に合う方法を考える前に知っておきたいことを取り上げます。
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